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砂丘周遊シャトルバス「sakyutto(さきゅっと)」とは?運行実証実験の日程について解説します。

鳥取砂丘の東西をジャンボタクシーで周遊するシャトルバスの運行実証実験が行われます。鳥取市周辺の二次交通機関の充実を図るための試みです。実証実験が行われる日程や運行ルート、運行時間について解説します。
砂丘周遊シャトルバス・実証実験期間

シャトルバスの運行実証実験は、令和7年8月1日から10月26日までの期間に実施されます。運転手を含めて10人乗りの自動車を利用し、砂丘周辺の4カ所の停留所を周遊します。運転を担当するのは鳥取市内の2つのタクシー会社で、偶数日と奇数日に分けてシャトルバスを運営します。
シャトルバスの運行時刻と運賃

8月中は9時から18時まで、9~10月中は9時から17時までの運行です。鳥取砂丘ステイションからSANDBOX TOTTORI、砂丘会館と砂丘センター見晴らしの丘を通って再び鳥取砂丘ステイションまで戻ってくる行程です。
シャトルバスの運賃は以下の通りです。
大人(13歳以上) | 300円 |
小児(12歳以下) | 100円 |
幼児(6歳以下) | 無料 |
運行時間は以下の通りです。
どの乗車ポイントも、30分置きに次の便が来るようです。1カ所の滞在を1時間程度と考えると、移動も含めて3時間ほどで砂丘周辺をのんびりと観光できそうです。
鳥取砂丘の観光二次交通の重要性

「観光二次交通」とは、鳥取駅や鳥取砂丘コナン空港のような拠点となる交通機関と、観光地とを結ぶ公共交通のことです。観光客が複数のスポットを巡りやすくし、観光地の活性化の要として、多くの観光地で重要な課題となっています。これを「観光の周遊性」と言います。
特に県外から自家用車で鳥取砂丘観光に行く場合、駐車場の確保は深刻です。2025年のゴールデンウィーク時期には、鳥取砂丘ビジターセンター付近の駐車場はほぼパンク状態でした。しかし、Sakyuttoのような周遊観光バスがあれば、駅や空港から公共交通で移動し、そのまま周囲を身軽に観光することが可能になるかもしれません。今回の運用実証実験の結果が、今後の鳥取砂丘観光に活用されるとよいですね。
砂丘周遊シャトル「Sakyutto」まとめ

この記事では、砂丘周辺を巡る新しい観光シャトルバス「Sakyutto」の実証実験について紹介しました。近年、鳥取砂丘周辺には新しいアクティビティやカフェレストランなど、魅力的なスポットが増えています。
しかし、一つ一つのポイントを移動するためには、バスなどの交通手段が不足しています。自動車で移動する場合にも、駐車場の数が限られるという課題があります。今回試験運用される周遊シャトルバスが実現すれば、県外から公共交通機関で鳥取砂丘に観光に行く方にとって、利便性が高まるかもしれません。実証試験の事例を増やすためにも、興味のある方はぜひ試験期間中に周遊シャトルバスを利用してみてください。